
山ふぐ餅(こんにゃく餅)
昭和の大スターと初代店主の縁から生まれた菓子

こちらの菓子は当店を代表する品であり一子相伝の技法により造り続けております。
上品な【あけび】に似た甘さと【赤子の頬】のような食感が多数のお客さまに喜ばれております。
純正生菓子でありお年を召した方からお子様まで安心して幅広くご賞味いただける品となっております。
出願 1977年6月30日
登録 1982年3月31日
【おもな受賞歴・実績】
・第一九回全国菓子大博覧会 金賞
・第二十三回全国菓子大博覧会 全菓博会長賞
・昭和61年度 福島県観光土産品コンクール 賞受賞
…他
⚫︎2019年 湘南国際マラソン 補給食として採用
⚫︎令和6年 第84回 表千家同門会全国大会「福島県大会」茶菓子として納品

◯水郡線奥久慈銘菓
水郡線の停車するJR磐城塙駅の駅前通りに店舗を構える当店の看板菓子として、塙町を訪れる皆様のお手土産にご利用いただけるよう当店の初代店主が考えました。
◯山ふぐ餅の山ふぐとは?
「コンニャクの刺身」を指す言葉であり、見た目や歯ごたえがフグ刺しに似ていることから、「山ふぐ」と呼ばれています。
このこんにゃくを指す「山ふぐ」を初代がお菓子の名前に使い商標登録の商品名を山ふぐ餅と名付けました。
正式には『山ふぐ餅』という名のお菓子ではございますが、長らく地元の方々や常連のお客様からは親しみを込めて「こんにゃく餅」と呼ばれて愛されているお菓子でございます。
誕生秘話
山ふぐ餅(通称こんにゃく餅)は当店の初代が考案した当店の看板商品でございます。
山ふぐ餅(こんにゃく餅)の誕生には昭和の大スタージャイアント馬場さんとの関わりがございます。
約50年以上前のお話し。当店の初代芳久が20代の頃菓子司陣野を開店し結婚した当初、塙町にプロレスの興行が参りました。
芳久は青年部の一人として手伝いに参加いたしました。
当時塙町は蒟蒻芋の生産が盛んで、芳久は町の名産品であったこんにゃくをおでんで振る舞う役として興行の手伝いを行っていました。
そこへ興行に参加していたジャイアント馬場さんがやってきて、
こんにゃくのおでんを次から次へと何十本も「美味いうまい!すごく美味い!」ととても美味しそうに食べたそうです。
慌ててこんにゃくを追加しながら芳久は「こんなにこんにゃくを美味いと食べてくれるんだから、こんにゃくを使ったこんにゃくをモチーフとしたお菓子を作ることはできないだろうか?」と考え、新たな菓子作りを試みたのが現在の山ふぐ餅(こんにゃく餅)の始まりでございます。それから約3年の月日試行錯誤を繰り返し、山ふぐ餅(こんにゃく餅)が誕生いたしました。
その後も一子相伝で菓子作りを続け、さらにより良い菓子に出来るよう初代の味を守りつつ改良を加え試行錯誤をしながら商品を作り続けています。



山ふぐ餅(こんにゃく餅)誕生の後とあるテレビ局に取材いただいた際、取材いただいた方がジャイアント馬場様の奥様に連絡してくださり、奥様にこんにゃく餅を食べていただく機会がございました。
こちらはその際奥様からいただいた直筆のお礼のお葉書でございます。
あの時初代とジャイアント馬場さんとの出逢いがなければ誕生していなかったかもしれない当店のこんにゃく餅。
昭和の大スターと田舎町の小さな和菓子屋の店主二人のささやかな縁から生まれたお菓子でございます。
原材料名:餅米(国産)、砂糖、寒天、小豆、食物繊維/香料、トレハロース
(原材料の一部に※卵を含む)
栄養成分表示(100g当たり)
熱量240kcal、たんぱく質1.5g、脂質0.1g、炭水化物58.2g、食塩相当量0.0g
(サンプル品分析による推定値)
菓子自体の原材料に保存料は使用しておりませんので安心してお召し上がり頂けます。
尚、お箱に入れる際には脱酸素剤(エージレス)を使用しているので、より出来立てに近い状態を長く保てるようになっております。
直射日光の当たらない涼しい場所で保管いただき開封後はできるだけ早めにお召し上がりください。
山ふぐ餅は冷凍保存も可能です。冷凍の状態ですと約1ヶ月保存できます。
お召し上がりの際は自然解凍で元の状態に戻ります。尚、冷凍の状態でも硬くなりませんので夏場などには凍らせてお召し上がり頂くのもおすすめです。